いなもち医院便り
今月の興味を持っていること
2024-10-20
~ 骨と関節の日のイベントについて ~
いよいよ新米の季節になりました。
夏の終わりに特に待ち遠しく思ったので、今年は一層美味しく有難く感じます。
またこの季節には日本臨床整形外科学会発信の「骨と関節の日」があります。
10は十、8は八、合わせると「ホ」というカタカナになるので10月8日に決まった
と解説されています。が、会員の中では結構突っ込まれていて、他に良さそう
な日は無かったのか、等と話のタネになっています。
そんな「骨と関節の日」の辺りで、何かイベントを行うという企画を学会から
毎年推奨されていました。そこで、今年初めて10月6日(日)午前中に、
すこやかリハビリセンターと共同企画でイベント開催させて頂きました。
当日ご来場いただいた皆さま、ありがとうございました。
イベント内容は、理学療法士による自主トレレクチャーやレッドコード体験
立上り力テスト、セルフケア情報等々、熱心に参加して頂き、楽しく充実
した半日となりました。
当日の資料がありますので、興味のある方はお声かけ下さい
院長 稲用博史
今月の興味を持っていること
2024-09-20
~ 通所リハが20周年を迎えました ~
9月に入ってからの猛暑に驚いていますが、平成16年9月1日にいなもち通所リハ
ビリセンターがスタートした日も、とても暑い日だったと記憶しています。
調べてみたら 9月1日は30.2度、2日は31.3度、3日は34.2度でした。
今でこそ、そんなに驚きませんが当時、とても暑く感じたのは当然ですね。
お陰様で、いなもち通所リハビリセンターは20周年を迎えることが出来ました。
心より篤く御礼申し上げます。
通所系の施設で長時間過ごすことは体力的にも精神的にも難しさがあるけれど
在宅生活を継続するためには機能維持のための運動が必要という方のために
電気治療を継続して動ける身体を大切にしたいという方のために
と短時間デイケアをスタートし、長く皆様のご理解を得られ感謝しております。
外来と同じ物療機器を取り入れ、ヘルパーさんが機械の取扱いを習得して、
今も、SSPやマイクロ、ホットパックを利用して頂いています。
またリハビリヘルパーの資格を有している介護福祉士、訪問看護で運動指導
の経験がある看護師が運動指導を行っています。
そして、整形外科一般外来で治療経験のある理学療法士、作業療法士による
評価を要介護プランでご利用の方を中心に実施しています。
一番の特徴と自負しているのは、生活サイズの施設で程よい歩行距離、
スタッフとの距離がいなもち通所リハビリセンターの持ち味です。
ここのスタッフさんは根の優しい人ばかりやから安心出来て嬉しい、
という利用者さんの声が私たちの誇りです。
これからも、暖かいご支援をどうぞよろしくお願い致します。
院長 稲用博史
今月の興味を持っていること
2024-08-20
~ 夏バテ予防の食生活について ~
8月3日は立秋、暦の上ではもう秋ですが、まだまだ残暑が続きます。
暑さ疲れから体調を守るためには休養だけでなく栄養補給が大切です。
筋力の維持、向上のため、夏バテ予防のために役に立つ食生活についてです。
筋力の維持、向上のためにタンパク質をしっかり食べましょうという周知活動を
厚生労働省が行っていますが、実は元気を維持するためにもタンパク質を食べ
ることは必要です。その理由は、エネルギーのもとである主食(ごはん、麺類、
パン類、イモ類など炭水化物食品)が消化されエネルギーとして使える状態に
なるため必要なビタミンB1,2は、タンパク質食品に多く含まれるからです。
ビタミンB1,2を多く含む食品は、ウナギと豚肉です。
他に、ビタミンB1だけなら昆布、枝豆、玄米、小麦胚芽、たらこなどに、
ビタミンB2だけならサバ、鶏肉、牛肉、牛乳、卵、などに含まれています。
タンパク質食品は美味しい物が多くしっかり食べてと言われると嬉しくありませんか?
残暑の時期、夏バテ予防の食生活で、心も身体も元気で過ごしましょう。
院長 稲用博史
今月の興味を持っていること
2024-07-21
~ お寺の生活信条について ~
7月20日には身内の法事で診察開始時間を調整していただきました。
ご理解、ご協力いただき、ありがとうございました。
若いころは、それほど思わなかったのですが、この年になると仏教に
関係する言葉の深さに驚かされます。
例えば、命は自ずと繋がり調和し助け合っている。
身体がそうできている。
だから人間もそのように生きたほうが身体の理に合っておりストレスが
無く心身共にすこやかでいられる、
と要約できる内容があり、なるほどと思いました。
読経の前に紹介された3つの生活信条の最初は
、
『1日1度は静かに座って、身体と呼吸と心を整えましょう』でした。
この方法は、人生100年時代、健康寿命の前からストレスコントロール法
として臨床応用されている自立訓練法と全く同じです。
まるで2000年経って臨床医学がお釈迦様と出会ったようで印象に残りました。
診察で自主トレの際には呼吸を意識してと伝えています。
自主トレの時間が、身体と呼吸と心を整える時間になればと思います。
院長 稲用博史
今月の興味を持っていること
2024-06-20
~ 水分摂取について ~
万緑に囲まれ、蛍の便りを聴くようになると、水分摂取が気になります。
今月は、不足せず、摂り過ぎにもならない、丁度いい水分摂取の方法です。
1日に必要な水分量の目安は体重1Kgに対して50ml程度と言われています。
食事から補給する水分量約1リットルを差し引くと、
体重50Kgの方で1,5リットルが目安です。
1時間に1~2回、水分を口にするイメージで熱中症を予防することが出来ます。
水分摂取の基本は、「常温の水」「1回にコップ1/3弱(50~60ml)」です。
この基本を守ると、腎臓に優しく、体液のバランスにも悪影響を与えないので安心です。
また運動後など、汗をかいた後は、ミネラル補給をして体液のバランスを保ちましょう。
さらに、起床直後と就寝前、入浴前後は必ず水分を摂るのがお勧めです。
睡眠時と入浴時に水分補給を習慣にすると脱水傾向を予防できるからです。
これらを習慣にして、熱中症になりにくい体調を維持し、快適な夏を過ごしましょう。
院長 稲用博史